今月の住宅ローン金利情報(2020年8月)フラット35は0.01%上げ、他の長期固定は一部下げ


永続家計アドバイザーの豊田眞弓さんが今月の金利情報をまとめておられましたのでご紹介しておきます

住宅ローンを組んで家の購入を検討されている方は是非ご覧ください。また借り換えを検討されている方も是非ご覧ください

以下、記事

2020年8月の住宅ローン金利は、変動金利は先月から動きなし。固定10年と全期間固定(35年)は一部下げ、フラット35は上げでした。今月はみずほ銀行の動きが気になりました。
*コラム内の住宅ローン金利は、一般団体信用生命保険(死亡・高度障害時)の保障コストを含む表示で統一しています。

■2020年8月の住宅ローン金利の動き
今月の住宅ローン金利は、変動金利は動きなし、10年固定(固定金利期間選択型の期間10年)や全期間固定(35年)は一部が下げ、フラット35は0.01%上がりました。

変動金利:先月と変わらず
10年固定:一部下げ
フラット35:0.01%上げ(最多金利)
全期間固定(35年):一部下げ
今月の動きで気になったのは、みずほ銀行です。フラット35以外の全期間固定(35年)のネット用商品で、新規・借り換えともに最低金利を打ち出してきました。そのほかは目立った動きはありませんでした。

■住宅ローンに関わる日銀の金融政策も変更なし
日銀の金融政策決定会合は7月15日に行われましたが、金融政策については継続が決定しました。
住宅ローンに関わる部分では、短期の政策金利(「無担保コールレート(オーバーナイト物)」)をマイナス0.1%、長期金利(10年国債の金利)の目標を0%程度に誘導する「イールドカーブコントロール(長短金利操作)」が維持されています。国債の金利には多少の上下動はあるものの、急激な上昇は抑えられています。
とはいえ、金融機関が独自に優遇金利を変更するなどして適用金利を動かす可能性は常にありますので、忘れないようにしましょう。

■「新規で借りる」住宅ローン
以下は、2020年8月現在の金利タイプごとに金利が低い注目商品をピックアップしたものです。
実際に選ぶ際には、金利だけでなく総返済額その他で比較して選択するようにしましょう。参考として、保証料と事務手数料ほかの情報も併記します。

団体信用生命保険(団信)は契約者が万が一、亡くなったり高度障害になった時に残債を保険で支払ってもらえるものです。これにがん保障やその他の疾病などに関する特約が付いているものもあります。特約付きは無料と有料(金利上乗せ)があります。

<変動金利>
・ジャパンネット銀行「住宅ローン」0.380%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》
・Yahoo! JAPAN「ヤフーの住宅ローン」0.380%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》*商品はジャパンネット銀行のもの。ヤフーが銀行代理業者として契約締結の媒介を行う。
・住信SBIネット銀行「ネット専用全疾病保障付住宅ローン<通期引下げプラン>」0.410%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》*全疾病保障団信無料
・auじぶん銀行「住宅ローン全期間引下げプラン変動」0.410%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》*がん50%保障団信無料
・SBIマネープラザ「ミスター住宅ローンREAL<通期引下げプラン>」0.410%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》*全疾病保障団信無料

続いて10年固定は、ほぼ同じ顔触れです。
<10年固定>
・auじぶん銀行「住宅ローン当初期間引下げプラン」0.550%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》*がん50%保障団信無料
・ソニー銀行「固定セレクト住宅ローン(自己資金10%以上)」0.550%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》*がん50%保障団信無料
・イオン銀行「住宅ローン 当初固定金利プラン 手数料定率型」0.620%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》
・ジャパンネット銀行「住宅ローン」住宅ローン0.620%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》
・Yahoo! JAPAN「ヤフーの住宅ローン」0.620%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》*商品はジャパンネット銀行のもの。ヤフーが銀行代理業者として契約締結の媒介を行う。

フラット35は最多金利で今月0.01%の上昇でした。その他の全期間固定(35年)は、一部が下がりましたが、他は変わらず。
フラット35の中でも、物件が所定の条件をクリアすれば、0.25%の金利優遇を10年間または5年間受けられるフラット35S(Aプラン、Bプラン)は注目です。なお、フラット35の場合、団体信用生命が任意の商品もあることから、比較のために一般的な団信に加入した場合の金利表示に統一しています。

<全期間固定>(自己資金40%以上)
・ARUHI「ARUHIスーパーフラット6S【自己資金40%以上】」0.860%(保証型、団信0.280%含む。Aプランは10年、Bプランは5年経過後は1.1%)《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》

<全期間固定>(自己資金20%以上)
・住信SBIネット銀行「フラット35S(保証型)【自己資金20%以上】」0.910%(Aプランは10年、Bプランは5年経過後は1.16%)《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》
*全疾病保障団信無料
・ARUHI「ARUHIスーパーフラット8S【自己資金20%以上】」0.95%(保証型、団信0.280%含む。Aプランは10年、Bプランは5年経過後は1.2%)《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》

<全期間固定>(自己資金10%以上)
・住信SBIネット銀行「フラット35S(保証型)【自己資金10%以上】」0.970%(Aプランは10年、Bプランは5年経過後は1.2%)《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》
*全疾病保障団信無料
・ARUHI「ARUHIスーパーフラット9S【自己資金10%以上】」1.010%(保証型、団信0.280%含む。Aプランは10年、Bプランは5年経過後は1.35%)《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》
【参照】フラット35の金利表示に注意!

■借り換えるときの住宅ローン
借り換えをする場合の住宅ローンの金利も見ておきましょう。

<変動金利>
・ジャパンネット銀行「住宅ローン(借り換え)」0.380%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》
・Yahoo! JAPAN「ヤフーの住宅ローン」0.380%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》*商品はジャパンネット銀行のもの。ヤフーが銀行代理業者として契約締結の媒介を行う。
・住信SBIネット銀行「ネット専用全疾病保障付住宅ローン(借り換え)<通期引下げプラン」>0.398%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》*全疾病保障無料
・SBIマネープラザ「ミスター住宅ローンREAL(借り換え)<通期引下げプラン>」 0.398%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》*全疾病保障無料

続いて10年固定です。最低金利も顔ぶれも変更なしです。
<10年固定>
・auじぶん銀行「住宅ローン当初期間引下げプラン(借り換え)固定10年」0.550%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》*がん50%保障団信無料
・イオン銀行「住宅ローン 当初固定金利プラン 手数料定率型(借り換え)」0.570%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》
借り換えで固定金利を選ぶときには、住宅ローンの残存期間によっても選択の結果は異なります。ちなみに、借換えで利用できるフラット35もありますが、新規のときのような一定期間の金利優遇はありません。

<全期間固定>(例:残存31~35年)
・みずほ銀行「みずほネット借り換え住宅ローン(全期間固定プラン)」(21~35年)1.040%《保証料あり、電子契約手数料5,500円、固定金利手数料11,000円、保証事務手数料33,000円》
・常陽銀行「めぶき de かりかえ(ネット申込専用住宅ローン)全期間完全固定(~35年)」1.100%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》
・ARUHI「ARUHIスーパーフラット借換 全期間固定(15~35年)」1.200%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》

<全期間固定>(例:残存21~30年)
・みずほ銀行「みずほネット借り換え住宅ローン(全期間固定プラン)」(21~35年)1.040%《保証料あり、電子契約手数料5,500円、固定金利手数料11,000円、保証事務手数料33,000円》
・常陽銀行「めぶき de かりかえ(ネット申込専用住宅ローン)全期間完全固定(~35年)」1.100%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》
・住信SBIネット銀行「フラット35(借り換え)(保証型) 全期間固定(15年~35年)」1.220%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》
*全疾病保障団信無料

<全期間固定>(例:残存16~20年)
・auじぶん銀行「住宅ローン 当初期間引下げプラン(借り換え)固定20年」0.961%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》*がん50%保障団信無料
・りそな銀行「りそな借りかえローン WEB申込限定プラン(金利プラン当初型) 固定20年」0.995%《保証料なし、保証会社手数料=33,000円、事務手数料=55,000円》
借り換えの場合は、残っている期間によって、有利な商品が異なりますので、試算を忘れないようにしましょう。

なお、借り換えは通常、今借りている金融機関ではできないのですが、属性のよい顧客と評価されると、同じ金融機関でより有利な金利の住宅ローンに借り換えることができる場合があります(要交渉)。他の金融機関への借り換えだけでなく、今の金融機関での借り換え(条件変更)も候補として検討するといいでしょう。

■複数の商品で試算・比較を!
注目の住宅ローンとその金利を見てきましたが、ご紹介したのはあくまで金利面のみです。金利が低いことだけが有利な住宅ローンの条件とは限らない場合もあります。

また、金利を含む総返済額のほか、保証料や事務手数料、団体信用生命のコストも含めたトータルのコストで比較することが大事です。新規で借りる場合も、借り換えの場合も、複数を比較してより有利な商品を選ぶようにしましょう。

コロナ禍の影響は、今後、本格的に押し寄せてくると考えられます。住宅ローンの見直しをはじめ、思い切った家計見直しなど、できることはやっておきたいものですね。

【参照】
FPラウンジ 住宅ローン金利情報
カカクコム 住宅ローン金利情報

豊田眞弓永続家計アドバイザー(FP)、金融教育講師
<生涯永続できる家計の実現を!> 「日経マネー」外部ライター等を経て、94年より独立系ファイナンシャルプランナー。個人相談、講演、コラム寄稿などを行う。「夫が亡くなったときに読む本」(日本実業出版社)、「親の入院・介護が必要になるときいちばん最初に読む本」(アニモ出版)、「50代・家計見直し術」(実務教育出版)ほか著書多数。短大非常勤講師を務めるほか、ライフワークとして子どもと大人の金融教育にも携わる。座右の銘は「笑う門には福もお金もやってくる」。趣味は講談、投資。

情報提供:豊田眞弓さん

とても参考になる内容の記事です

記事にも書かれておりましたが、住宅ローンは金利だけではなく支払総額や団体信用生命保険の内容、通期の優遇幅なども含めて検討する必要があります

当然、人により審査が通る金融機関、通らない金融機関があり全ての人が金融機関を選び放題という訳ではなく、その中でベストの選択をしていく必要があります

そのためにもきちんとプロのアドバイスを受けられたうえでどのタイプで借り入れをされるかを決める事をおすすめします

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