6月の住宅着工戸数、反転減少


国土交通省は31日、2023年6月の建築着工統計を公表した。

 同月の新設住宅着工戸数は7万1,015戸(前年同月比4.8%減)と反転減少した。新設住宅着工床面積は572万2,000平方メートル(同5.1%減)と5ヵ月連続の減少。季節調整済年率換算値では81万1,000戸(同5.9%減)と減少に転じた。

 利用関係別では、持家は2万325戸(同12.4%減)と19ヵ月連続の減少。貸家は3万112戸(同0.6%減)と反転減少。分譲住宅は2万84戸(同2.9%減)と減少に転じ、うちマンションは8,422戸(同7.2%増)と2ヵ月連続の増加、一戸建住宅は1万1,606戸(同8.5%減)と8ヵ月連続の減少となった。

 三大都市圏では、首都圏は総戸数2万3,320戸(同6.1%減)、うち持家4,292戸(同12.6%減)、貸家1万1,241戸(同5.2%増)、分譲7,704戸(同15.3%減)。中部圏は総戸数8,070戸(同8.0%減)、うち持家2,973戸(同10.5%減)、貸家2,865戸(同13.9%減)、分譲2,177戸(同3.6%増)。近畿圏は総戸数1万705戸(同8.4%減)、持家2,509戸(同17.3%減)、貸家4,826戸(同11.4%減)、分譲3,306戸(同5.3%増)だった。

情報提供:国土交通省、株式会社不動産流通研究所

6月の住宅着工数は7万1,015戸(前年同月比4.8%減)となり、反転減少しました

持家の着工戸数は前年同月比で19ヶ月連続の減少となりました。分譲住宅についても反転減少となりました。うちマンションは前年同月比7.2%の増加となり、2ヵ月連続で増加しました。ただ、一戸建て住宅は同8.5%減となり、8ヵ月連続の減少となりました

前年比での住宅着工戸数減については、コロナ禍で居住用不動産市場が活発に動いていた影響で、昨年初旬あたりまでは着工数が多い状況でした。そのため前年と比較をすると今年は減少傾向で推移すると思います

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