(株)リクルートの調査研究機関・SUUMOリサーチセンターは4月26日、「『住宅購入・建築検討者』調査(2021年)」の結果を発表した。
調査対象は、過去1年以内に住宅購入・建築検討について具体的に行動した首都圏、関西、東海、札幌市、仙台市、広島市、福岡市在住の20~69歳男女。有効回答数は2,655。
それによると、住宅取得経験は今回が「初めての購入、建築」が64%を占めた。「買い替え」は26%となり、2年続けて増加した。検討している住宅の種別は「注文住宅」が最も多く54%、「新築一戸建て」32%、「中古マンション」30%、「新築マンション」29%と続き、2019年以降で初めて「中古マンション」の検討率が「新築マンション」の検討率を上回った。
新居で解決したかった元の住まいの課題としては、「住宅費がもったいない」が最も多く26%。「収納が狭い」24%、「間取りが良くない」21%、「住戸が狭い」18%と続いた。2019年以降の変化を見ると、「収納が狭い」「省エネ・断熱性能が悪い」などが2年続けて増加し、「最寄り駅から遠い」「生活環境が不便」「通勤・通学時間が長い」などが2年続けて減少した。
住まいを探す際に大事にしたことは「価格」がトップで55%。次いで、「部屋数・間取り」45%、「通勤の利便性」39%と続いた。2020年と比べると、「太陽光発電等の再生可能エネルギーの利用」がやや増加、「近隣の生活利便性」「耐震性能」がやや減少した。
検討物件の永住・売却・賃貸意向としては、「永住する」と考えている割合は46%。「将来的に売却を検討している」が26%、「まだわからない」が23%だった。
ニュース情報提供:(株)リクルート
住宅の買い替えをする人が増えているようです。それについては、家時間が増えたことにより広いスペースを求められる方や、逆に老後の備えとして利便性の高いマンションなどへの住み替えをする方が増えているからだと思います
検討している住宅種別で「中古マンション」が「新築マンション」を上回ったことは注目です。新築マンション価格が上がりすぎていることが一番の要因だと思いますが、マンションは比較的手軽にリフォームをおこなえることも中古マンションを検討しやすい要因になっていると思います
新居で解決したかった事については、住居費は当然ながら、スペースと快適さを求められる方が増えているようです。逆に利便性を求められる方の割合は減少しているようです。これはテレワークを導入している会社が増えたことも一つの要因だと思います
家を探す際に大事にしたいことは、価格がトップで次に間取り、次いで利便性と回答されています。こちらは当然と言えば当然の結果になっています
検討物件の永住意向は46%となっており、半数近くの人はその物件に永住をするつもりで家探しをしているようです
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