新築木造一戸建て価格、近畿圏は3ヶ月ぶりの下落


(株)東京カンテイは8日、2021年3月の主要都市圏別・新築木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。敷地面積100~300平方メートル未満、最寄り駅からの所要時間徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物ともに所有権の物件が対象。

 首都圏の平均価格は3,762万円(前月比2.3%上昇)と反転上昇した。都県別では、東京都が4,555万円(同2.8%上昇)と3ヵ月ぶりに上昇。埼玉県も3,325万円(同1.4%上昇)と反転上昇。神奈川県は3,988万円(同1.1%上昇)と3ヵ月連続、千葉県は3,289万円(同1.4%上昇)と2ヵ月連続で上昇し、一都三県の価格が前月比で上昇した。特に、2ヵ月連続で下落していた東京都が大きく上昇したことで、首都圏全体の上昇基調が鮮明となっている。

 近畿圏は3,173万円(同0.9%下落)と3ヵ月ぶりに反転下落した。府県別では、大阪府が3,274万円(同7.0%下落)と3ヵ月ぶりの下落。兵庫県は3,170万円(同1.3%下落)も下落に転じた。京都府のみ、3,693万円(同11.0%上昇)と大幅に反転上昇した。

 中部圏は3,097万円(同0.1%下落)、愛知県は3,247万円(同1.4%下落)といずれも2ヵ月連続の下落。

 福岡県は3,134万円(同0.1%下落)の反転下落となった。

情報提供:(株)東京カンテイ、株式会社不動産流通研究所

3月の近畿圏新築一戸建平均価格は3ケ月連続ぶりの下落となりました

下落したとはいえ3ヶ月ぶりの下落であり、このまま下落基調になることはないでしょう

首都圏においては全都県で価格が上昇しています

この雰囲気を見るかぎりでは、しばらくは新築戸建て価格は現状維持もしくは上昇基調で推移するでしょう

今は北米から輸入している材木価格が上がっており、この状況が続けばさらに価格が上がる可能性もあるでしょう

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