三井不動産リアルティ（株）はこのたび、「中高年層の住みかえ等に関する調査」を行い、その結果を発表した。
調査は同社が運営する不動産仲介事業「三井のリハウス」を通じて、2015年4月1日以降に不動産を購入または売却した首都圏在住（45歳以上）1,851名を対象に行った。
2021年4月に「高年齢者雇用安定法」が一部改正されることに伴い、何歳まで働きたいかを尋ねたところ、最も多い退職（予定）年齢は「65歳」で33.9%。次いで「70歳」が24.9%。全体の約4割（40.2%）は「70歳以降も働きたい」と回答している。
老後の資産準備の状況については、退職（予定）年齢が65歳未満の人と70歳以上の人では、「十分準備している」がそれぞれ40.1%、21.3%と約2倍の差がつき、早期に退職予定（または退職済み）の人ほど、十分に資産準備をしていることがうかがえる。
住みかえの理由としては、全体では「より広い家に住みたかったため」が27.4%でトップ。一方、住みかえ時の年齢が65歳以上の人の1位は「自身の高齢化による将来に対しての不安」で24.4%。次いで「子供や孫との同居または近居」（20.0%）、「バリアフリーの設備が整った住まいへの住みかえ」（19.3%）と、自身のシニアライフをより意識した理由が上位に挙がった。年齢を重ねるにつれ、家のサイズはコンパクトに、住環境は生活利便性の高さを重視する傾向がある。
住みかえ後の物件タイプ別に平均購入金額を見ると、中古マンションが3,951万円、中古戸建てが3,628万円、新築マンションが7,462万円、新築戸建てが5,960万円となり、物件タイプによって差が出ている。また、持ち家を購入した中高年層のうち、およそ3分の2（65.9%）が住みかえ時に物件の「資産価値を意識した」と回答している。
情報提供：三井不動産リアルティ（株）、suumo
全体の4割の方が70歳以降も働きたいと回答されています。経済的な事情がある方も多いとは思いますが、元気なうちは働いていたいと考えられている人も多いのでしょう
ただ早期に退職を考えておられる人の方が資産はたくさん築かれているようです
住替え理由についてはやはり高齢化による将来への不安がトップになっています。高齢になれば家のサイズはコンパクトが好まれます。そしてやはり資産価値が落ちにくいということも意識されています
そこから考えると、若いうちは郊外の広々した家に住み、老後は利便性の高い場所にある分譲マンションの２LDKぐらいの間取りを希望される方が増えていくのではないかと思います
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