国土交通省は25日、2020年11月の建築着工統計を発表した。
同月の新設住宅着工戸数は7万798戸（前年同月比3.7％減）と、17ヵ月連続で減少した。新設住宅着工床面積は575万平方メートル（同4.7％減）と、16ヵ月連続の減少。季節調整済年率換算値は82万戸（前月比2.3％増）となり、4ヵ月ぶりに増加した。
利用関係別では、持家が2万4,010戸（前年同月比1.5％増）となり、16ヵ月ぶりに増加。貸家は2万6,451戸（同8.1％減）で、27ヵ月連続の減少となった。分譲住宅は1万9,548戸（同6.1％減）と、13ヵ月連続で減少した。分譲住宅のうち、マンションは8,049戸（同0.7％増）、一戸建住宅は1万1,372戸（同10.5％減）だった。
三大都市圏別にみると、首都圏が総数2万3,220戸（同5.3％減）。内訳は持家5,074戸（同3.0％増）、貸家9,783戸（同7.3％減）、分譲8,226戸（同8.1％減）。中部圏は総数8,322戸（同14.7％減）で、内訳は持家3,460戸（同3.4％減）、貸家2,735戸（同5.6％減）、分譲1,853戸（42.3％減）。近畿圏は総数1万2,102戸（同7.9％増）で、内訳は持家3,175戸（同1.8％増）、貸家3,996戸（同13.5％減）、分譲4,708戸（同36.0％増）だった。
情報提供：国土交通省、株式会社不動産流通研究所
住宅の着工数が減少しています
ただ持家の着工数については16か月ぶりの増加となりました。これは６月以降に居住用不動産市場が活発に動き出した影響でしょう。持家についてはしばらく着工数は安定すると思います
その反面貸家については着工数が大きく減少しました。こちらについてはコロナの影響で賃貸のニーズが読めない状況にあるため、建築を控えている方が増えているのでしょう。貸家についてもこのような状況が続きそうです
どのエリアも分譲住宅の着工数が減少していますが、こちらについてはニーズはあるものの用地の取得や開発許可申請の遅れなどの影響が出ている可能性があると思われます
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