20年上半期の近畿圏マンション発売戸数は29%減


(株)不動産経済研究所は15日、2020年上半期(1~6月)および6月の近畿圏マンション市場動向を発表した。

 同期のマンション発売戸数は5,299戸(前年同期比29.5%減)と、1992年以来の低水準となった。地域別では、大阪市部2,418戸(同32.9%減)、大阪府下977戸(同46.2%減)、神戸市部559戸(同19.7%減)、兵庫県下484戸(同30.2%減)、京都市部209戸(同51.3%減)、京都府下0戸、奈良県256戸(同540.0%増)、滋賀県271戸(同37.6%増)、和歌山県125戸(同525.0%増)となった。

 月間契約率は70.5%(同3.5ポイント低下)。1戸当たりの平均価格は4,027万円(同4.5%上昇)、1平方メートル当たりの平均単価は68.0万円(同4.1%上昇)と上昇した。即日完売は47戸で、発売戸数の0.9%。下半期の発売見込みは約8,000戸。

 6月の発売は1,407戸(前年同月比6.2%減)と3ヵ月連続で前年同月を下回った。契約率は70.4%(同2.9ポイント低下)だった。

 1戸当たりの平均価格は3,608万円(同7.3%上昇)と4ヵ月連続の上昇。1平方メートル当たりの平均価格は64万円(同2.0%低下)と、3ヵ月連続の下落となった。

 即日完売物件は、「ジオ樟葉」1期2次(大阪府枚方市、2戸、平均1倍、最高1倍)。

 月末時点の販売在庫数は2,821戸で、前月末比で177戸増加した。

 なお、7月の発売戸数は1,000戸を見込む。


情報提供:(株)不動産経済研究所

こちらのデータは新築マンションのデータですが、今年上半期の近畿圏のマンション販売戸数は29.5%減となりました

上半期はコロナの影響が大きかったので、当たり前といえば当たり前の結果だと思います

ただ、コロナ前から新築マンションの販売は陰りが見えていました。もちろん人気のあるエリアは順調に販売が進んでいますが、販売に苦しんでいるエリアもあるようです

新築マンションの動きは中古マンションにも影響を及ぼすため、今後の新築マンションの動きは注視する必要がありそうです

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