今月の住宅ローン金利情報(2020年7月)変動金利の最低金利が0.38%に!


永続家計アドバイザーの豊田眞弓さんが今月の金利情報をまとめておられましたのでご紹介しておきます

住宅ローンを組んで家の購入を検討されている方は是非ご覧ください。また借り換えを検討されている方も是非ご覧ください

以下、記事

先月は多忙により、ついに住宅ローンの金利情報をサボってしまいました。「金利情報を楽しみにしている」という声も頂戴しましたので、継続できるよう努力します。

2020年7月の住宅ローン金利情報は……ちょっと注目すべき動きがありました!

*コラム内の住宅ローン金利は、一般団体信用生命保険(死亡・高度障害時)の保障コストを含む表示で統一しています。

■2020年7月の住宅ローン金利の動き
今月の住宅ローン金利は、変動金利の最低金利が下がり、10年固定(固定金利期間選択型の期間10年)や全期間固定(35年)は上げ下げが混在し、フラット35は上がりました。

変動金利:最低金利が低下!

10年固定:上げ下げ混在
フラット35:上げ
全期間固定(35年):上げ下げ混在

今月の注目ポイントは、変動金利の最低金利が過去最低をマークした点でしょう。

今月、変動金利はほぼすべての金融機関で金利の動きはありません。動きがあったのは、住信SBIネット銀行とジャパンネット銀行の2行だけです。

住信SBIネット銀行は今月、借り換え専用の「ネット専用全疾病保障付住宅ローン(借り換え)<通期引下げプラン>」の金利を下げ、ジャパンネット銀行の6月の金利0.399%を0.001%下回る0.398%という金利を打ち出しました。2019年7月末にジャパンネット銀行が参入して以来、最低金利のポジションを奪われた形の住信SBIネット銀行が、借り換えに関して奪取を図ろうとしたのでしょうか。しかし、今月、ジャパンネット銀行が新規・借り換えとも0.380%という過去最低金利を打ち出し、ひょいとかわされた形です。

ほかは、10年固定や全期間固定(35年)は上げとところと下げたところが混在していますが、6月の動きの調整の範囲だと思われます。フラット35も、6月に下げた分が上がり、5月の金利にほぼ戻した印象です。

■住宅ローンに関わる日銀の金融政策も変更なし
日銀の金融政策決定会合は、直近で6月16日に行われましたが、金融政策については継続が決定しました。

住宅ローンに関わる部分では、短期の政策金利(「無担保コールレート(オーバーナイト物)」)をマイナス0.1%、長期の政策金利(10年国債の金利)を0%程度に誘導する「イールドカーブコントロール(長短金利操作)」が、引き続き維持されています。10年国債の金利には多少の変動はあるものの、急激な上昇は抑えられています。

ただし、新型コロナウイルスの影響で住宅ローン債権のデフォルト率が上がると、金融機関が独自に適用金利を上げる可能性も考えられますが、今のところそうした動きは見られないようです。

■「新規で借りる」住宅ローン
以下は、金利タイプごとに金利が低い注目商品をピックアップしたものです。

実際に選ぶ際には、金利だけでなく総返済額で比較して選択するようにしましょう。参考として、保証料と事務手数料ほかの情報も併記しておきます。

<変動金利>
・ジャパンネット銀行「住宅ローン」0.380%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》
・Yahoo! JAPAN「ヤフーの住宅ローン」0.380%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》*商品はジャパンネット銀行のもの。
・auじぶん銀行「住宅ローン全期間引下げプラン変動」0.410%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》
・住信SBIネット銀行「ネット専用全疾病保障付住宅ローン<通期引下げプラン>」0.410%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》
・SBIマネープラザ「ミスター住宅ローンREAL<通期引下げプラン>」0.410%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》
続いて10年固定。最低金利は2行が並び、顔ぶれも変動なしです。

<10年固定>
・auじぶん銀行「住宅ローン当初期間引下げプラン」0.550%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》
・ソニー銀行「固定セレクト住宅ローン(自己資金10%以上)」0.550%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》
・イオン銀行「住宅ローン 当初固定金利プラン 手数料定率型」0.620%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》
・ジャパンネット銀行「住宅ローン」住宅ローン0.620%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》
・Yahoo! JAPAN「ヤフーの住宅ローン」0.620%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》*商品はジャパンネット銀行のもの。

フラット35は6月に少し下げたものの、今月は戻したため、5月時点と同じです。その他の全期間固定(35年)も、一部を除いて変更なしでした。
フラット35の中でも、物件が所定の条件をクリアすれば、0.25%の金利優遇を10年間または5年間受けられるフラット35S(Aプラン、Bプラン)は注目です。

<全期間固定>(自己資金40%以上)
・ARUHI「ARUHIスーパーフラット6S【自己資金40%以上】」0.850%(Aプランは10年、Bプランは5年経過後は1.1%)《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》

<全期間固定>(自己資金20%以上)
・住信SBIネット銀行「フラット35S(保証型)【自己資金20%以上】」0.920%(Aプランは10年、Bプランは5年経過後は1.16%)《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》
・ARUHI「ARUHIスーパーフラット8S【自己資金20%以上】」0.95%(Aプランは10年、Bプランは5年経過後は1.2%)《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》

<全期間固定>(自己資金10%以上)
・住信SBIネット銀行「フラット35S(保証型)【自己資金10%以上】」0.980%(Aプランは10年、Bプランは5年経過後は1.2%)《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》
・ARUHI「ARUHIスーパーフラット9S【自己資金10%以上】」1.000%(Aプランは10年、Bプランは5年経過後は1.35%)《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》

■借り換えるときの住宅ローン
借り換えをする場合の住宅ローンの金利も見ておきましょう。

<変動金利>
・ジャパンネット銀行「住宅ローン(借り換え)」0.380%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》
・Yahoo! JAPAN「ヤフーの住宅ローン」0.380%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》*商品はジャパンネット銀行のもの。
・住信SBIネット銀行「ネット専用全疾病保障付住宅ローン(借り換え)<通期引下げプラン>」0.398%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》
・SBIマネープラザ「ミスター住宅ローンREAL(借り換え)<通期引下げプラン>」0.398%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》
続いて10年固定です。最低金利はauじぶん銀行、次がイオン銀行という状況は変わりません。

<10年固定>
・auじぶん銀行「住宅ローン当初期間引下げプラン(借り換え)固定10年」0.550%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》
・イオン銀行「住宅ローン 当初固定金利プラン 手数料定率型(借り換え)」0.570%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》

借り換えで固定金利を選ぶときには、住宅ローンの残存期間によっても選択の結果は異なります。

<全期間固定>(例:残存30年)
・常陽銀行「めぶき de かりかえ(ネット申込専用住宅ローン)全期間完全固定(~35年)」1.100%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》
・みずほ銀行「みずほネット借り換え住宅ローン(全期間固定プラン)」(26~30年)1.140%《保証料あり、電子契約手数料5,500円、固定金利手数料11,000円、保証事務手数料33,000円》
・ARUHI「ARUHIスーパーフラット借換 全期間固定(15年~35年)」1.170%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》

<全期間固定>(例:残存20年)
・常陽銀行「めぶき de かりかえ(ネット申込専用住宅ローン)全期間完全固定(~35年)」1.100%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》
・新生銀行「パワースマート住宅ローン(借り換え)」1.100%《保証料なし、事務手数料=55,000円》
・みずほ銀行「みずほネット借り換え住宅ローン(全期間固定プラン)」(16~20年)1.120%《保証料あり、電子契約手数料5,500円、固定金利手数料11,000円、保証事務手数料33,000円》

借り換えの場合は、残っている期間によって、有利な商品が異なりますので、試算を忘れないようにしましょう。
なお、借り換えは通常、今借りている金融機関ではできないのですが、属性のよい顧客と評価されると、同じ金融機関でより有利な金利の住宅ローンに借り換えることができる場合があります(要交渉)。他の金融機関への借り換えだけでなく、今の金融機関での借り換え(条件変更)も候補として検討するといいでしょう。

■複数の商品で試算・比較を!
注目の住宅ローンとその金利を見てきましたが、ご紹介したのはあくまで金利面のみです。金利が低いことだけが有利な住宅ローンの条件とは限りません。

金利を含む総返済額のほか、保証料や事務手数料、団体信用生命のコストも含めたトータルのコストで比較することが大事です。新規で借りる場合も、借り換えの場合も、複数を比較してより有利な商品を選ぶようにしましょう。また、付帯する保険なども無視できなくなっています。

コロナ禍の影響は、今後、本格的に押し寄せてくると考えられます。住宅ローンの見直しをはじめ、思い切った家計見直しなど、できることはやっておきたいものですね。

豊田眞弓永続家計アドバイザー
<生涯永続できる家計の実現を!> 日経マネー外部ライター等を経て、94年より独立系ファイナンシャルプランナー。個人相談、講演・研修講師、コラム寄稿などを行う。「夫が亡くなったときに読む本」(日本実業出版社)、「親の入院・介護が必要になるときいちばん最初に読む本」(アニモ出版)、「50代・家計見直し術」(実務教育出版)ほか著書多数。短大非常勤講師を務めるほか、ライフワークとして子どもの金融教育にも携わる。座右の銘は「笑う門には福もお金もやってくる」。趣味は講談、投資。

情報提供:豊田眞弓さん

とても参考になる内容の記事です

記事にも書かれておりましたが、住宅ローンは金利だけではなく支払総額や団体信用生命保険の内容、通期の優遇幅なども含めて検討する必要があります

当然、人により審査が通る金融機関、通らない金融機関があり全ての人が金融機関を選び放題という訳ではなく、その中でベストの選択をしていく必要があります

そのためにも不動産業者などのプロのアドバイスを受けられたうえでどのタイプで借り入れをされるかを決める事をおすすめします

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