今月の住宅ローン金利情報(2020年5月)コロナショックと住宅ローン


永続家計アドバイザーの豊田眞弓さんが今月の金利情報をまとめておられましたのでご紹介しておきます

住宅ローンを組んで家の購入を検討されている方は是非ご覧ください。また借り換えを検討されている方も是非ご覧ください

以下、記事

5/14(木) 15:00
更新が遅れてしまいましたが、2020年5月の住宅ローンの金利情報です。住宅ローンを新規で借りる人も、すでに借りている人も、金利の動きはこまめにチェック!

*コラム内の住宅ローン金利は、一般団体信用生命保険(死亡・高度障害時)の保障コストを含む表示で統一しています。

■続・コロナショックと住宅ローン

緊急事態宣言が5月31日まで延長となりました。収入が大きく下がった人にとっては、住宅ローン返済は大きな負担です。

金融機関によっては、返済が苦しくなった人に対して、返済期間を延ばし、当面は利息の返済だけにするなど返済条件の見直しに応じてくれるところもあります。

フラット35に関しては、最長15年間の延長に応じてくれます。また、金利タイプの変更や同じ銀行での借換えなども含め、返済条件を見直す際にかかる手数料(数千円程度)を免除する金融機関もあります。もうだめだ、と追い込まれる前に銀行に問い合わせ、相談しましょう。

新型コロナウイルスによる収入減で住宅ローン返済が厳しくなった人は、延滞をする前に住宅ローンを借りた金融機関へ相談を。
延滞をすると金利優遇が受けられなくなる契約になっていることが多く、その場合、延滞後は店頭金利の適用になります。当然ながら、返済額は大幅アップとなり、返済はさらに苦しくなります。

さて、日銀は4月27日の金融政策決定会合で、3月に続くコロナショック対策として、CP・社債の買入れ枠の拡大や中小企業向け金融支援オペを拡充したほか、長期金利の急上昇を抑える目的で国債の購入枠の上限が撤廃されました。そのため、長期金利の影響を受ける10年固定や全期間固定(35年)は、しばらくは急な金利の上昇はないと考えれます。

ただし、コロナ不況による減収・失業でデフォルト(債務不履行)が増えれば、金融機関は優遇金利を縮小して適用金利を上げてくるか貸出し基準が厳しくなる可能性もあります。年収が大きく下がると、借換えができなくなる可能性もあります。借換えを予定している人は、早めに実行した方がよいかもしれません。

■2020年5月の住宅ローン金利

今月の住宅ローン金利は、変動金利は変わらず、10年固定(固定金利期間選択型の期間10年)やフラット35、全期間固定(35年)もほぼ変わらずでした。

変動金利:変化なし

10年固定:一部を除いて変わらず

全期間固定(35年):一部を除いて変わらず

気になった点としては、10年固定や全期間固定(35年)で先月と同じ金利だったところが多かったのですが、一部に金利を上げたところがあったこと。上げた金融機関の顔触れを見ると、三菱UFJ銀行やみずほ銀行など都銀系が多い印象です。単に調整的なものなのか、あるいは何らかの方針転換があったのか? 来月以降の動きも気になります。

■「新規で借りる」住宅ローン

以下は、金利タイプごとに金利が低い注目商品をピックアップしたものです。

実際に選ぶ際には、金利だけでなく総返済額で比較して選択するようにしましょう。参考として、保証料と事務手数料の情報も併記しておきます。

<変動金利>
・ジャパンネット銀行「住宅ローン」0.399%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》

・Yahoo! JAPANヤフーの住宅ローン0.399%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》*商品はジャパンネット銀行のもの。ヤフーが銀行代理業者として契約締結の媒介を行う。独自の特典あり

・auじぶん銀行「住宅ローン全期間引下げプラン変動」0.410%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》

・SBIマネープラザ「ミスター住宅ローンREAL<通期引下げプラン>」0.410%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》

続いて10年固定。三菱UFJ銀行が金利を上げたことで、イオン銀行が戻りました。最低金利は2行が並びます。

<10年固定>
・auじぶん銀行「住宅ローン当初期間引下げプラン」0.55%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》

・ソニー銀行「固定セレクト住宅ローン(自己資金10%以上)」0.55%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》

・イオン銀行「住宅ローン 当初固定金利プラン 手数料定率型」0.62%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》

・ジャパンネット銀行「住宅ローン」住宅ローン0.62%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》

・Yahoo! JAPANヤフーの住宅ローン0.62%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》*商品はジャパンネット銀行のもの。ヤフーが銀行代理業者として契約締結の媒介を行う。独自の特典あり

フラット35は変更なし。その他の全期間固定(35年)も、一部を除いて変更なしでした。
フラット35の中でも、物件が所定の条件をクリアすれば、0.25%の金利優遇を10年間または5年間受けられるフラット35S(Aプラン、Bプラン)は注目です。

<全期間固定>(自己資金40%以上)

・ARUHI「ARUHIスーパーフラット6S【自己資金20%以上】」0.85%(Aプランは10年、Bプランは5年経過後は1.1%)《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》

<全期間固定>(自己資金20%以上)
・住信SBIネット銀行「フラット35S(保証型)【自己資金20%以上】」0.90%(Aプランは10年、Bプランは5年経過後は1.16%)《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》

・ARUHI「ARUHIスーパーフラット8S【自己資金20%以上】」0.95%(Aプランは10年、Bプランは5年経過後は1.2%)《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》

<全期間固定>(自己資金10%以上)

・住信SBIネット銀行「フラット35S(保証型)【自己資金10%以上】」0.96%(Aプランは10年、Bプランは5年経過後は1.2%)《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》

・ARUHI「ARUHIスーパーフラット9S【自己資金10%以上】」1.00%(Aプランは10年、Bプランは5年経過後は1.35%)《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》

■借り換えるときの住宅ローン

借り換えをする場合の住宅ローンの金利も見ておきましょう。

<変動金利>
・ジャパンネット銀行「住宅ローン(借り換え)」0.399%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》

・Yahoo! JAPANヤフーの住宅ローン0.399%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》*商品はジャパンネット銀行のもの。ヤフーが銀行代理業者として契約締結の媒介を行う。独自の特典あり

・auじぶん銀行「住宅ローン全期間引下げプラン(借り換え)変動」0.410%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》

・SBIマネープラザ「ミスター住宅ローンREAL(借り換え)<通期引下げプラン>」0.410%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》

続いて10年固定です。最低金利はauじぶん銀行で変わりません。

<10年固定>
・auじぶん銀行「住宅ローン当初期間引下げプラン(借り換え)固定10年」0.55%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》

・イオン銀行「住宅ローン 当初固定金利プラン 手数料定率型(借り換え)」0.57%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》

・ソニー銀行「固定セレクト住宅ローン(借り換え)」0.60%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》

借り換えで固定金利を選ぶときには、住宅ローンの残存期間によっても選択の結果は異なります。
<全期間固定>(例:残存30年)
・常陽銀行「めぶき de かりかえ(ネット申込専用住宅ローン)全期間完全固定(~35年)」1.1%《保証料なし、事務手数料=元金×2.2%》

・みずほ銀行「みずほネット借り換え住宅ローン(全期間固定プラン)」(26~30年)1.11~1.61%《保証料あり、事務手数料5,500円、固定金利手数料11,000円、保証事務手数料33,000円》

・ARUHI 「ARUHIスーパーフラット借換 全期間固定(15年~35年)」1.17%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》
<全期間固定>(例:残存20年)

・みずほ銀行「みずほネット借り換え住宅ローン(全期間固定プラン)」(16~20年)1.06~1.56%《保証料あり、事務手数料5,500円、固定金利手数料11,000円、保証事務手数料33,000円》

・常陽銀行「めぶき de かりかえ(ネット申込専用住宅ローン)全期間完全固定(~35年)」1.1%《保証料なし、事務手数料=元金×2.2%》

・ARUHI 「ARUHIスーパーフラット借換 全期間固定(15年~35年)」1.17%《保証料なし、事務手数料=借入額の2.2%》

借り換えの場合は、残っている期間によって、有利な商品が異なりますので、試算を忘れないようにしましょう。

■複数の商品を試算して比較を!

注目の住宅ローンとその金利を見てきましたが、ご紹介したのはあくまで金利面のみです。金利が低いことだけが有利な住宅ローンの条件とは限らない場合もあります。

金利を含む総返済額のほか、保証料や事務手数料、団体信用生命のコストも含めたトータルのコストで比較することが大事です。新規で借りる場合も、借り換えの場合も、複数を比較してより有利な商品を選ぶようにしましょう。

「リーマンショック以上」と言われ始めたコロナショック。その影響は、今後、本格的に押し寄せてくると見られます。今はさほどでない方も、先手先手を打っておきたいものですね。

【参照】
FPラウンジ 住宅ローン金利情報
カカクコム 住宅ローン金利情報
モゲチェック 総返済額で借り換えメリット点検

豊田眞弓永続家計アドバイザー
<生涯永続できる家計の実現を!> 日経マネー外部ライター等を経て、94年より独立系ファイナンシャルプランナー。個人相談、講演・研修講師、コラム寄稿などを行う。「夫が亡くなったときに読む本」(日本実業出版社)、「親の入院・介護が必要になるときいちばん最初に読む本」(アニモ出版)、「50代・家計見直し術」(実務教育出版)ほか著書多数。短大非常勤講師を務めるほか、ライフワークとして子どもの金融教育にも携わる。座右の銘は「笑う門には福もお金もやってくる」。趣味は講談、投資。

情報提供:豊田眞弓さん

とても参考になる内容の記事です

コロナの影響で収入源となり、住宅ローンの返済が困難になられた方はとにかく早めに金融機関に相談してください

14日にほとんどの県で緊急事態宣言が解除されたので不動産市場も動き出しそうです

記事にも書かれておりましたが、住宅ローンは金利だけではなく支払総額や団体信用生命保険の内容、通期の優遇幅なども含めて検討する必要があります

当然、人により審査が通る金融機関、通らない金融機関があり全ての人が金融機関を選び放題という訳ではなく、その中でベストの選択をしていく必要があります

そのためにも不動産業者などのプロのアドバイスを受けられる事をおすすめします

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