（株）東京カンテイはこのたび、2021年の近畿圏中古マンション価格乖離率を公表した。価格乖離率は、中古マンションが売りに出された際の売出価格と、その物件が成約に至った際の取引価格の差額を算出したもの。
それによると、近畿圏における2021年上期（1～6月）の中古マンション一戸平均価格は、売出価格が2,851万円（前期比－0.2%）、取引価格が2,636万円（同±0.0%）と、ともに目立った動きはなかった。売出・取引事例の価格乖離率は－7.54%で、前期から0.26ポイント縮小。売出から成約までの期間（売却期間）は4.88カ月と概ね5カ月間まで長期化している。
下期（7～12月）においては、中古マンション一戸平均価格は売出価格が2,976万円（同＋4.4%）、取引価格が2,770万円（同＋5.1%）と、ともに高い上昇率を示した。売出・取引事例の価格乖離率は－6.92%と2期続けて縮小した。下期の売出から成約までの期間（売却期間）は4.59カ月と長期化傾向も一服したが、首都圏（2.89カ月）や中部圏（3.82カ月）と比べると、短期間で成約するケースは多くない状況が続いている。
また、2021年に取引された物件の売却期間は、1ヵ月以内の成約が24.7%（2020年：33.9%）と、全体の約1/4が売り出し開始から1カ月以内で成約に至った。
情報提供：（株）東京カンテイ、suumo
昨年も中古マンション価格は上がっていましたが、今年に入ってからも引き続き中古マンションは高値圏で取引されています
しかしながら売却期間は長期化しているようです
そのため売却を検討されている方はそこそこの時間が掛かることを見越しておく方がいいでしょう
ただ、それでも高値で売却がしやすい事には変わりがないため、売却を検討されている方にとってはとてもいいタイミングです
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