今日の新聞記事に昨年大きなニュースになった積水ハウスの地面師詐欺事件に関するニュースがございました
ご存知の方も多いと思いますが、積水ハウスがとある土地を取得する際に詐欺にあい63億円ものお金を騙しとられたという事件です
その事件に関して新たな調査報告がありました
その内容とは、この不動産の購入後に本当の土地所有者を名乗る方から積水ハウス宛てに「売買契約はしていない」という内容証明が届いていたようです。しかし積水ハウスは「怪文書」とみなし十分な対応を取らなかったようです。さらに、49億円を払い込んだ日に、積水ハウスのスタッフが建物に入ろうとしたところ何者かの通報でかけつけた警察官に任意同行を求められたようです。しかしそれも「取引を妨害しようとした者の仕業」と判断し契約を続行したようです。
もちろん、詐欺をはたらくものが最も悪いのは当然です。ただ2度の警告を無視した積水ハウス側にも慢心があったと思います。
私も大手不動産会社と不動産取引をすることがございますが、大手不動産会社の調査は本当に正確で目を見張るものがございます。
おそらく積水ハウスとしては自社の調査能力に関して余程の自信があったのだと思います。
その思い込みと慢心がこのような被害にあう原因にもなっています
自信があればあるほどこのようなことになる可能性が高いため、思い込みと慢心はすて、気になることがあればすぐに調べなおすことを習慣にしなければならないと思います。
そうしないと自分自身が被害にあうだけでなく、人に迷惑を掛けてしまうことにつながります。