築30年超戸建ての65%で雨漏りを指摘


(株)さくら事務所は7日、「中古(既存)戸建てホームインスペクション築年帯別不具合指摘率」の集計結果を発表した。同社が2025年の1年間で実施した、既存戸建てのホームインスペクションの結果、不具合が指摘された割合を築年数ごとに集計。「雨漏り」「シロアリ」「傾き」「腐食」「水漏れ」の5項目の不具合について分析した。サンプル数は1,060。

 築10年以内の物件については、「水漏れ」が5.6%で最も多く、次いで「雨漏り」2.8%、「腐食」2.3%、「傾き」1.4%、「シロアリ」0.5%となった。築11年以降については「雨漏り」が最も多くなっている。築30年を超えると65.1%が指摘され、さらに築50年超になると4件に3件で雨漏りが指摘されていることが分かった。

 築30年超の物件ではその他4項目の不具合指摘率も高く、「シロアリ」が24.6%、「傾き」49.8%、「腐食」34.0%、「水漏れ」36.7%となっている。

 木造と鉄骨造の構造別の比較では「傾き」の指摘率に違いが表れた。築20年までは両構造ともに指摘率は低いが、築20年を超えると木造の指摘率が鉄骨造の2倍前後で推移する。同社では、「00年以降に地盤調査が義務化されたことの影響が大きい。また、鉄骨造の多くを供給する大手住宅メーカーが法改正に先駆けて地盤調査等に積極的に取り組んでいたことが一因ではないか」としている。

情報提供:(株)さくら事務所、(株)不動産流通研究所

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