「AI推定価格」サービス、71%のマンションオーナーが「必要だと思う」


(株)大京穴吹不動産(東京都渋谷区)は、分譲マンションオーナーを対象に「AI推定価格に関する意識調査」を実施した。


調査対象は、千代田区・中央区・文京区・港区・渋谷区・新宿区・目黒区・品川区・大田区・江東区の10区で分譲マンションを所有するオーナー約112,500名。集計数は550名(男性380名、女性170名)。


「AI推定価格」のサービスを知っていますか?では、「よく知っている」(5%)、「知っている」(19%)で、知っている方は計24%だった。また、知っている方のうちサービスを利用したことがある方は16%。「AI推定価格」のインターネット公開サービスが必要だと思う方は71%だった。


サービスが必要だと思う理由(複数回答)では、「迅速かつ容易に価格を把握したいから」(72.9%)、「透明性の高い売買につながるから」(69.1%)、「売買のタイミングが自ら計れるから」(58.1%)が理由。また、「売却の必要が生じた時に、すぐに価格がわかって便利だから。」「資産価値を常に把握したいから。」などのコメントがあった。


サービスが必要だと思わない方の理由(複数回答)としては、「AIによる推定価格と実際の取り引き価格の差があると思うから」(52.4%)、「AIによる推定価格に信憑性があると思えないから」(19.0%)、「現在売却や賃貸に関心がないから」(9.5%)、「その他」(23.8%)。「売買に関係のない一般の人達に価格が安易に知られるのは嫌だ。」「売却を検討していない場合でも誰にでも家の値段が見られるのは嫌だ。」などのコメントもあった。


また、「AI推定価格」の専用サイトがあれば定期的に利用したいと思いますか?では、69%の方が利用したいとしている(とても思う(17%)+思う(52%)の計)。


今後、AIが進化していくにつれ不動産査定もAIが全ておこなう時代がくるのかもしれません。


実際、不動産価格は不透明な部分が多く、一般の方が自身の不動産の価格を知るのは容易ではありません。


不動産査定価格に関しても、査定をおこなう会社によってバラつきがあることも珍しくありません。
収益物件などは別にして、基本的に不動産査定は過去の取引事例との比較で算出するのが一般的です。どの事例を参考にするかによって査定価格が変わることもあります。比較しやすい参考事例が近隣にないこともあります。また、車などと違い、同一の不動産はこの世に2つと存在しません。このような事情により、AI査定が難しく、不動産査定価格の不透明性が増す要因になっています。


マンションオーナーの約7割がAI推定価格サービスは必要だという気持ちはわかります。ただ現状はまだ、「AIによる推定価格と実際の取り引き価格の差があると思うから」、「AIによる推定価格に信憑性があると思えないから」という状態に近い状況だと思います。仮にそのようなサービスを利用されるとしても、まだまだ参考程度としてとられられる方がいいと思います。


この時代速度の速さは上記のような問題などすぐに解決するかもしれませんが・・・


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