総務省が7月1日公表した、2015年1月1日時点の人口動態調査で
滋賀県の人口は調査を開始した1968年以降、初めて減少に転じました
京都や大阪などの大都市に近い立地のため、この半世紀で人口が1.6倍に
増えましたが、いよいよ滋賀県も人口減少局面を迎えました
大津市や草津市などの県南部で人口の増加も鈍化しております
ここ5年間の調査をみると、県内への転入が転出より2千人多かったのが
2014年の調査で逆転し、転出が344人上回りました。さらに今回は
698人に倍増し、人口流出傾向が顕著となっております。
人口増をけん引してきた南部都市部の伸びも鈍り、大津市は2010年の2474人増から
127人増と大幅に減りました。
守山市も5年前に比べて7割に低下し、草津市も1000人前後の増加で推移しています。
出生率が死亡率を上回る自然増は滋賀県を含めて全国で3県のみです。
全国的に少子化が進むなか、栗東市は自然増加率が市区で全国3番目に高かったようです。
しかし、自然増も10年の1551人から526人に減りました。
大津市、草津市、栗東市、守山市の南部都市部はまだ人口が増えている状況にございます
これは非常に喜ばしいことではあるのですが、明らかに増加率は下がってきております
こちらのデータを見る限りでは、大津市は間もなく人口減少局面に入ることが予想されます
滋賀県はまだ全国的にみると人口減少率はまだまだ低い状況です
ただ、このままの状況では人口が増えていくことはないでしょう
人口が減ると様々な問題が出てきます
人口減に関しては、国・県・個人が真剣に考え、一刻も早く対策を練らなければいけないと思います